2つの目標がチームを結束
次は全国に名前を残したい!

日進中学校野球部
和歌山市立日進中学校の野球部が、11月7日~8日に奈良県五條市で行われた「第8回近畿少年秋季軟式野球大会・第7回全日本少年春季軟式野球大会近畿ブロック予選会」の予選を通過。来年3月に静岡県で行われる「文部科学大臣杯第7回全日本少年春季軟式野球大会」(主催=全日本軟式野球連盟)への出場を決めました。
全国大会へ出場するには、市大会、県大会で優勝し、ブロック予選の1回戦を突破することが条件。日進中学校は、10月から11月にかけて行われた市大会・県大会で優勝。そして、近畿ブロック予選の1回戦で蜂ヶ岡中学校(京都)を6対5で下し、全国大会への出場権を勝ち取りました。和歌山市内の中学校が、春季全国大会へ出場するのは初めてのこと。
秋季大会はいわゆる新人戦に当たります。日進中学校は、7月に3年生の引退した新チームで試合に挑みました。松岡修平監督は、「県大会の決勝戦は、延長10回のサヨナラ勝ち。粘り強いプレーができたと思います。突出した選手がいるわけではありませんが、チーム一丸となって戦うのが私たちのスタイル。ベンチの選手も一緒に、全員で戦えた結果だと思います」とコメント。
新チーム発足から4カ月。最初に立てたチームの2つの目標が、短い期間でチームをまとめました。それは、“全国大会へ出場すること”という高い目的と、“目配り、気配り、思いやり”という心掛け。特に2つ目は、生徒たちだけで考えたもので、仲間のことを思いやり、互いに声を掛け合い、それぞれが自分の役割をまっとうした結果が、勝利へとつながりました。
キャプテンの岡悠貴くん(2年)は、「目標としていた全国大会に出場することが決まって、すごくうれしい。次は全国制覇!全国に名を残せるように頑張りたい」と意気込みを見せます。
「あいさつなどで声を出し、気迫のあるプレーで相手を圧倒していきたい。勝つためには、チャンスをものにすることと、相手には隙を見せないこと。守備を固め、点を取られないよう、送球・捕球の練習に力を入れていきたい」と力強く語ってくれました。
生徒たちは、全国大会に向けて、よりいっそう練習に励んでいます。
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