生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう!Vo.6
- 2015/11/19
- コーナー
- 生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう
生活習慣の見直し
►ステップ2~身体活動・運動~
“健康ウオーク”のすすめ
運動量の目安と続けるポイント
有酸素運動は、軽度から中度の負荷をかけながら、ある程度長い間継続して行う運動で、ウオーキング・ジョギング・自転車・水泳などです。中でも、最も日常生活の中で取り入れやすい「ウオーキング」を中心にお話しましょう。
運動(ウオーキング)の効果を3つ挙げます。
①生活習慣病の予防
運動は、心肺機能を高め、中性脂肪・血圧・血糖を低下させます。これは、運動によって「ブドウ糖を消費し、代謝のよい筋肉を増やし、脂肪組織を減らす」「インスリンの分泌や反応を高める」「LDLを減少、HDLを増加させ、動脈硬化が緩和する」「交感神経の緊張が緩和する」などの効果によるものです
②転倒予防・腰痛予防
運動の継続により足腰の筋肉が鍛えられます。
③ストレス低減の効果
運動で全身の血行が促進され自律神経の働きがよくなります。
高血圧などの生活習慣病の予防や改善のための運動療法としては、運動の強度は、「きつい」と感じない程度で、脈拍数が1分間に110~120ぐらいが目安です。運動の頻度の目安は、1回60分を週3回または1回30分を週5~6回です。
また、毎日の生活で行う身体活動として、1日の歩数の目安は男性9200歩、女性8300歩です。10分歩くと約1000歩。歩数計などで1日の歩数を計ってみましょう。先ずは、“あと10分(1000歩)多く歩く”ことから始めましょう。
ウオーキングするときには、正しいフォームで歩きましょう(上記図参照)。継続するためのポイントは、「仲間を作って歩く」「いろいろなコースにチャレンジする」「目的や目標を持つ」「歩いた距離を記録し達成感を得ること」です。
さあ、皆さん、“健康ウオーク”に取り組みましょう。
(和歌山市健康局保健所長・永井尚子)
正しいフォームで歩きましょう
和歌山市健康ウォークガイドブック
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/
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