リノベーションの成功のポイントは新築とは違った良さに着目
- 2015/11/12
- ハウジング
たくさんの物件を見て知識を深めて
中古の戸建て住宅やマンションの工事などで、最近よく耳にする「リノベーション」。リフォームよりも大規模な改修工事を行い、間取りから床・壁・天井の仕上げ、設備など、全てを変えることで、新築よりも暮らし心地のいい住まいに生まれ変わるとして、注目を集めています。
今回は、総合住宅会社エコトップが運営するリノベーション専門店「RE住むスタジオ国体道路店」の下方聖司さんに話を伺ってきました。
下方さんは、「築年数の古い物件でも“外観が好き”“住みたい場所にある”という理由で選ぶ人が増え、ライフスタイルを重視するようになってきています」と最近の住宅選びの傾向を説明。
例えば、立地が良い場所の場合、新築は資金面で手が届かなくでも、中古住宅を購入して、リノベーションするといった方法もあります。
また、近所に同じ世代の人が住んでいるかなど、周囲の環境が事前に分かることに加え、外観や柱など、新築ではなかなか出せない味わいが楽しめるのも特長の一つ。
では、失敗しないためには何に気を付ければいいのでしょうか。
「成功のポイントは、工事に掛かる予算とのバランスを考えながら、10年後、20年後の生活を思い描いて設計すること。そのためには、不動産業者と一緒にたくさんの物件を回り、知識を深め、買い手自身が不動産を見る目を養うことが重要。住宅はとても高い買い物なので遠慮せずに、不動産業者とよく話し合って、納得してから購入を決めてください」とアドバイスします。
物件探しから、改修工事、家具選びまで一貫して請け負っているなど、業者もさまざまです。選択肢を広げ、楽しい家づくりの一歩に。理想のマイホームを手に入れてくださいね。