1000アイテムを上回る品ぞろえ、ディスプレーに工夫
メーンターゲットは大人
節約・健康志向で〝弁当派〞増加
イズミヤ和歌山店(和歌山市新生町)の2階家庭用品売り場に、弁当用品に特化した売り場「ランチマルシェ」が誕生して、話題を集めています。
寒い冬にあったかご飯が食べられるスープジャーや、キャラクターが描かれたプラスチック製の2段箱、今はやりの「曲げわっぱ」など各種弁当箱の他、箸やマグボトルなど関連商材を含め、1000を超えるアイテムがずらり。商品の見せ方にも趣向を凝らしていて、雑貨店のように見ているだけでワクワクします。
同売り場の仕掛け人・店舗再編プロジェクト担当の村岡稔さんは、「スーパーとしては初の試み。お客さまの声に耳を傾け、打ち出し方を考えました。ディスプレーにこだわり、また、すべての弁当箱を手にとって、実際に開けて中を確かめられるようにしているのも特徴です。様子を見ながら、今後は他のテーマでも展開していきたい」と話します。
お弁当というと幼稚園や中・高校生など〝子どものお昼〞というイメージがありますが、実は〝大人〞のマーケットボリュームが大きく、「節約や健康志向の高まりで、夫や働く主婦、OLがランチを持参する割合が増えています」とのこと。
「既に〝弁当派〞の人には、買い替えのきっかけに、〝外食派〞の人には弁当の良さをアピールして、需要につなげたい」と村岡さん。
本格的な〝弁当商戦〞がスタートするのは、年が明けてからですが、一足早く〝ヒートアップ〞しています。
関連キーワード