生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう!Vo.2

生活習慣病あれこれ①

高血圧について

脳卒中の発症率が最も低いのは
“至適血圧”のレベル

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「生活習慣病」の最も代表的な疾患で、国民4人に1人が高血圧といわれています。

私たちのからだでは、心臓から全身の臓器へ血液が送り出されます。このときの血管の壁を押す圧力が血圧です。この血圧が一定より高い状態を「高血圧」といいます。

心臓が収縮して血液を送り出しているときの最も高い血圧を「収縮期血圧(最高血圧)」、心臓が拡張し血液が戻ってきているときの血圧を「拡張期血圧(最低血圧)」といいます。

「高血圧」だけでは特に自覚症状はありませんが、加齢、喫煙、脂質代謝異常、糖尿病、肥満、運動不足などの危険因子が伴うと、心臓や血管、他の臓器にも障害をきたし、脳出血、脳梗塞、心不全、狭心症、心筋梗塞、腎不全、大動脈瘤(りゅう)、閉塞(へいそく)性動脈硬化症などの重大な合併症が起こりやすくなり、脳卒中などによる死亡率が高まります。収縮期血圧が140ミリHg以上、拡張期血圧が90ミリHg以上になると、この傾向は急に高まります。一方、高血圧を治療することよって、これらの合併症の起こり方が減少することが分かっています。

下記の表は「高血圧」の分類です。脳卒中の発症率が最も低いのは至適血圧のレベル。血圧は、できるだけ低めにコントロールすることが大切です。

「高血圧」の原因疾患が明らかなものを「二次性高血圧」と呼び、高血圧全体の約10%未満。原因が特定できない「本態性高血圧」が、大部分を占めています。「本態性高血圧」の要因としては、遺伝因子60%、環境因子40%で、環境因子として重要なのが、「食塩」「アルコール」「肥満」「運動不足」「喫煙」などの生活習慣です。

血圧は、加齢とともに上昇します。また、運動やストレス、緊張などにより変動します。定期的に血圧を測定し、健康管理の指標にしましょう。

(和歌山市健康局保健所長・永井尚子)
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