8チャンネルが
急浮上できる秘策とは!?
8月8日は、8チャンネル(フジ、カンテレ)の日である。十数年前の8月8日、カンテレの社内に屋台が出て、社員、外部スタッフの家族だけが参加できるお祭りをやっていた。当時の視聴率は1位。豪快なカンテレらしいイベントだったが、今や視聴率は転落。
大きな原因は、母体であるフジテレビの没落。月9も一ケタ、バラエティーも惨敗、情報番組も1%と悲惨な状況が続いている。キャスティングや企画内容など理由は一概には言えないが、興味深いデータがある。TBS平成(以下、H)6年、フジH9年、テレ朝H15年、日テレH16年…これはキー局が新社屋を稼働させた年である。不思議なことに、新社屋を建てた年は、その局の視聴率は不調なのだ。当時絶好調のフジも年間視聴率1位を逃している。在阪各局で見ると、ABC、MBSは社屋を建てたばかりで、現在視聴率トップの読売は5年後に建設予定。この法則が本当なら、読売は5年後危ない目に。カンテレは「新社屋を建てる」なんてことを考えなければ、視聴率が復活するかもしれないが、果たして?
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
※次回は8月29日号に掲載
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