2020年大みそか特番
コロナ禍の演出を勝手に推測
各局、毎年代わり映えしない大みそか特番だが、コロナ禍でどう変わるのか。NHK紅白歌合戦は、史上初の無観客。歌手同士の接触を避ける意味でも、会場も何カ所かに分けて放送するらしい。活動を休止する嵐も、別会場からのリモート出演だ。今までは一つの会場で行っていたので、セットチェンジの間をつなぐ演出があった。トークやVTRを入れて…と行っていたが、今年は違う。会場ごとにセットを組んで、ど派手な演出が期待できる。ただ、無観客なのでライブ感が無いのがマイナスポイントか。一番変わりそうなのは、日テレ系「笑ってはいけない」。民放トップの視聴率だが、数年前からマンネリがささやかれていた。ただ、密だからと、毎度おなじみバス移動の演出は無くなり、リモートでゲストとディスタンス。明らかに例年とは笑いの方法論が変わる。不倫芸人の出演騒動もあったが、マンネリ脱却にプラスになるはずだ。各局、意外とこっちの演出が良いという相乗効果で、視聴率も上向きになるのかも。同じように、来年こそはいろいろと上向きでありますように。それでは良いお年を。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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