2~3歳児との買い物
「手はリュックね」で
叱る回数が激減します!
- 2021/9/16
- 子育て・教育
- "伝わる"ママの話し方
小さな子どもとの買い物は、連れて歩くだけでも疲れますね。その上、好奇心旺盛な子の場合、売り物を触って回ったりするので、お母さんは大変。特にスーパーでの買い物。刺し身、柔らかいフルーツやパンなど、売り場は触ってはいけないものであふれています。「ダメ」「触らないで!」と、何かに興味を示すたびに叱って回ってもキリがありません。
子どもが決まり事を理解できるようになるのは4歳以降。2~3歳児は自分のやりたい気持ちを優先してしまうのです。これはわがままではなく、脳の発達に関係しています。3歳くらいまでは、「ダメ!」と禁止するよりも、具体的にしてほしい行動を伝える方が効果的。売り物を触りたくなる気持ちを封じるのではなく、手の行き場を具体的に指示してあげましょう。
例えば、タオルやおむつを入れたリュックを背負っている場合なら「手はリュックを持っててね!」、お母さんがカートを押しているときは「カートのここ持って歩こうね」などでOK。一度言ったくらいでは効き目がないときは、子どもが物を触りそうなタイミングで「〇〇持ってね」と何度でも伝えましょう。
子どもの脳はイメージが優先されます。「触らないで」と言われると“触るイメージ”が頭に浮かぶので、ますます触ってしまいます。「しないで!」ではなく、「〇〇してね」と、してほしい行動を具体的に伝えましょう。お母さんの言葉が子どもに届き、すんなり行動できるようになるでしょう。
著者 | むらたますみ キッズコーチングマネジャー |
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監修 | 竹内エリカ 幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長 |
HP | キッズコーチングマネジャー https://momsknack.com/ |
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