2択の質問はNG! 選択肢が多いほど自分で考え決断する
- 2019/12/12
- 子育て・教育
- "伝わる"ママの話し方, おうちliving
「やるの?やらないの?」。子どもに質問するときにやってしまう2択。早く答えが出るのでお母さんには便利ですよね。「やらない」なんて言われたら、「本当に?」と迫ったこともあるでしょう。子どもは“お母さんの意図”を敏感に感じ、お母さんの求める答えを選択します。つまり、2択は実質的には1択なのです。
子どもが自分で考えて決断し、行動できる子になってほしければ、実はもっと違う質問が効果的です。何かを決める場面で、「どうしたらいい?」と聞いてあげてください。「どうしたらいい?」は、答えが決まっていない質問です。自由な発想で自分なりの答えを見つけられます。慣れないうちは「分からない」と言う子もいるでしょう。そんなときこそお母さんの出番。たくさんの選択肢を提示してみるのです。
例えば、「もう歩けない」とぐずる子に「歩くのか歩かないのか」と聞いても、なかなか動いてはくれません。そんなとき「手をつないで歩く?」「休憩する?」「よーいドン!する?」「あの角まで抱っこする?」「歌うたう?」など、できるだけたくさん提案して、選ばせてあげるのです。子どもは自分で決めると案外すんなり納得して行動します。
たくさんある選択肢から自分で選ぶ繰り返しは、必ず子どもの心に経験として蓄積されます。決断力と実行力は、目標を達成するときに必要になるとても大切な力。お母さんも頭を柔らかくして、楽しい選択肢をたくさん提示してあげてくださいね。
著者 | むらたますみ |
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監修 | 竹内エリカ 幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長 |
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