19歳女子、プロレスデビュー戦
引っ込み思案は卒業、ガツガツと!
- 2024/11/28
- コーナー
- LIVING Selection in 和歌山
たまたまユーチューブで見た女子プロレスの試合。「人間ってこんなことができるんだ」と、その世界にのめり込み、2023年、高校3年生の秋にご当地プロレス団体「紀州ぶんだらプロレス」の門戸をたたいて練習生になった藤井瑠美愛さん。練習初日、「そういえば、マット運動が苦手だったなと。前転、後転、倒立…、恐怖心もあって全然体が動かず、自分が思っていたレベルの20%くらいしかできなかった」と苦笑い。高校卒業後も働きながら、紀の川市の自宅から岩出市の練習場まで約1時間かけて自転車で通い、先輩レスラーに指導してもらったり、一人で受け身やロープワークを繰り返したり…。「できなかったことができるようになると楽しいし、もっともっとと思う」と、ことプロレスに関しては一切気後れしません。しかし、「本来の性格は引っ込み思案で弱気。そんな自分を変えたくて、変えられそうだと思って選んだのがプロレスです」と打ち明けます。
憧れは「ワールド女子プロレス・ディアナ」代表の井上京子選手。東京へ試合を見に行って、彼女が経営するお店も訪ね、親よりも年上の井上選手が、気さくに話してくれたことが、何よりも大切な思い出。「井上選手のような、スピードもスタミナもパワーもテクニックも兼ね備えたレスラーになりたい。ただし、ヒールじゃなくて、本名で素顔でリングに立ちたいです」と。
12月15日(日)に開催される紀州ぶんだらプロレスの地元興行でデビューが決定。試合当日は、名前の由来にもなっている瑠璃色の真新しいコスチュームをまとってリングに。得意技「ランニング・ネック・ブリーカー・ドロップ」で初勝利を飾れるか! ぜひ会場で。
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