10月からテレビ業界は
〇〇で大忙し
気候も穏やかで、何かとほっこりする季節・秋。しかし、テレビ制作者にとっては、この10月からが、最も忙しい季節となる。というのも、年末年始の特番に向けての準備があるからだ。会議、取材、収録、編集作業など、あちこちで「忙しい」という声が。個人的にも今年は6本の特番を担当。どれも今からが準備のピークだ。逆に、制作者にとって、この時期に抱える特番がゼロだと不安になる。でも、忙しいのはありがたいが、そこで出てくる弊害も。
それは、会議の時間調整。何せ、スタッフ数人のスケジュールをまとめようにも、まあ合わない。皆、何本か特番を抱えているので、「この日の何時は?」と聞いても、誰かひとりは「無理です」の返事。5回ぐらいリスケ(予定変更)をして、結局、夜の11時や日曜朝からリモートという会議が多い。仕事させてもらえるだけでもありがたいと、自分にムチを打つのだが…。まともなビジネスタイムに会議できるシステムは、なんかないだろうか。このままだと、会議前に会議時間を探る会議が開かれる…なんてネタのような話が現実になる日が来るかも。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
関連キーワード