1台当たり5~15万円の補助
「給湯省エネ事業」で
高効率な給湯器を導入

新築・既存住宅、共同住宅と幅広い対象

電気エネルギーだけでお湯を沸かす場合と比べ、エコキュートなら消費電力量が約1/3に

3月11日号や4月22日号の本欄で触れた「住宅省エネ2023キャンペーン」。省エネ住宅の普及を目指す国の優遇制度で、「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」の3事業がそろいます。今回は「給湯省エネ事業」について、家庭用ヒートポンプ給湯機を多彩に扱う「ダイキンHVACソリューション近畿」和歌山営業所(和歌山市太田)の谷中宣仁所長に聞きました。

給湯省エネ事業は資源エネルギー庁が推進する補助事業です。家庭内のエネルギー消費を見ると給湯分野は全体の4分の1以上の割合を占めることから、「一般家庭などを対象に、省エネ性の高い給湯器の導入に係る費用を補助して、エネルギー消費の削減を促します」と谷中さんは話します。

「補助の対象となる給湯器は、エコキュートのヒートポンプ給湯機、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機、エネファームの家庭用燃料電池の3タイプ。どれも同事業が指定する性能要件を満たしていることが条件です」と谷中さんは説明。「エコキュートの場合なら、25年度の省エネ基準を達成したモデルが対象。太陽光型なら基準に関わらず支援対象になっています」とも。補助対象製品・機器の性能要件は、同事業のホームページ(https://kyutou-shoene.meti.go.jp/)でも確認できます。

設置台数は、新築住宅や既存住宅などの戸建てには2台まで、マンションなどの共同住宅には1台だけが認められています。補助額は、エコキュートと併用型給湯機は1台5万円、エネファームは1台15万円です。「補助金を予算にプラスして、性能をグレードアップさせたり、暮らしや住環境により適した機種にしたりと、選択肢が広がりそうですね」と、谷中さんは話していました。

交付申請は、同事業に登録したハウスメーカーや工務店、家電量販店などが代行。申請期間は12月31日までですが、予算上限に達した時点で受け付けは終了されます。

ハウジング

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年3月29日号「学びたい気持ちを応援! 4月から国の新制度がスタート 子ども3人以上で大学無償化」
    2025年4月から、扶養される子どもが3人以上いる全ての多子世帯を対象に、大学や専門学校などの入学…
  2. リビング和歌山2025年3月22日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り 伝統漁法と海の環境に恵まれた加太漁港」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを展開中の全国リビング新聞ネットワーク。今回は和歌山市の加太(…
  3. リビング和歌山2025年3月15日号「べらぼうな才能を発揮! 田沼意次のルーツは和歌山にあり! 」
    NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に登場する老中・田沼意次(演・渡辺謙)。田沼家は意次…
  4. リビング和歌山2025年3月8日号「災害時に発症しやすい 静脈血栓塞栓症 」
     今年3月11日は東日本大震災から14年、「いのちの日」。和歌山県は南海トラフ巨大地震が発生した場…
  5. リビング和歌山2025年3月1日号「すごいぞ!和歌山の底力 トップメゾンをも魅了する ニットの聖地を世界へ広める」
     和歌山のものづくり企業を紹介するシリーズ、「すごいぞ!和歌山の底力」。今回は、国内最大シェアを誇…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/3/27

    2025年3月29日号
  2. 2025/3/20

    2025年3月22日号
  3. 2025/3/13

    2025年3月15日号
  4. 2025/3/6

    2025年3月8日号
  5. 2025/2/27

    2025年3月1日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る