地域の活性化に取り組む「黒江モダン」が運営
現存する江戸時代の塗師町家
築150年の古民家を改修して、漆器や雑貨の販売やカフェなどを展開していた「黒江ぬりもの館」(海南市黒江)が、9月3日にリニューアルオープンしました。
同館は江戸時代の塗師(ぬし)町家で、漆器業者の直売所として利用されていましたが、漆器産業の低迷などにより平成20年に休業。その翌年、地域住民有志らが手を加えて、地域の憩いの場として復活させ、今回、地元のまちづくり会社「黒江モダン」(海南市黒江)が運営を引き継ぐ形で、一部修繕して再出発させました。よりカフェを前面に押し出し、“古民家コミュニティーカフェ”として、まちづくり・観光の拠点となることを目指しています。
情緒あふれる店内では、漆芸家・伝統工芸士の林克彦さんの紀州漆器をはじめ、地元アーティストのアクセサリーやスマートフォンケースなどを展示販売。また、カレー専門店「イゾラベーラ」(和歌山市十番丁)を展開する「島精機製作所」(同市坂田)と「JAながみね」(海南市大野中)の協力のもと、サンショウと竹炭を使って作ったオリジナルの「黒江カレー」を名物として売り出していく予定です。
営業時間 | 午前10時〜午後4時 |
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定休日 | 月・火曜 |
電話 | 073(482)5321 |
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