関西リーグ第14節レポート プレッシャーに打ち克ち、連覇果たす
- 2016/9/27
- コーナー
- Allez ARTERIVO, 試合
9月25日(土)、アルテリーヴォ和歌山はアウェー・日岡山公園グラウンド(兵庫県加古川市)でバンディオンセ加古川と対戦し、5-0で勝利しました。
同時刻に別会場で行われていた2位・アミティエSC京都の試合結果は6-1。得失点差は前節と変わらずアルテリーヴォが1点上回り、アミティエの猛追を振り切って『関西サッカーリーグDivision1』で連覇を果たしました。
また、この優勝により、JFL昇格を賭けて戦う『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』に関西王者として出場することも決定しています。
全員で戦って必ず全員で勝利をつかもうと、ベンチ入りできないメンバーのユニフォームをベンチ内に掲げて挑んだリーグ最終節。25分に澤野康介選手が先制、45分に角島康介選手が追加点。両エースが久々のゴールを挙げ、前半を2-0で折り返します。後半に入って53分には白方淳也選手のコーナーキックに中舛健人選手が頭を合わせ、3点目。さらに61分、白方選手がドリブルで相手ゴールキーパーとディフェンス2枚を抜き去り、ゴールネットを揺らしました。69分には、角島選手からのパスを細川勇介選手がワンタッチでシュートし、5点目を奪います。相手に攻撃されるシーンもありましたが、高い集中力を切らすことなく全員で走ってゴールを守りきり、5得点無失点でゲームを終了することができました。
得点が1点でも少なく、失点が1つでもあれば、優勝を逃していました。11月に出場する『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』では、3日間に渡ってこのような試合が続きます。
坂元要介監督は、「夏の間にリーグ戦とは別の大会に負けたことから切り替えることがうまくできず最終節まできてしまい、応援していただいている方たちにはご心配をおかけしてしまいました。優勝がちらつき始めたことで、プレッシャーから固くなり、悪い部分が出た試合が2試合も続いてしまった。けれども、この試合で勝って優勝できたことで、プレッシャーに弱かった部分は一皮剥けることができたと感じています。成長できた分、11月の地域チャンピオンズリーグでは昨年よりもさらに先に進め、昇格できるよう、しっかり準備をします」と話しています。
アルテリーヴォ和歌山が出場権を獲得した『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』。11月11日(金)から13日(日)に行われる1次ラウンドの会場と対戦相手は、10月29日(土)の組み合わせ抽選会で決まります。
次の試合は、10月15日(土)14:00キックオフ。関西サッカーリーグのカップ戦『2016 The KSLカップ』の予選ラウンド第1節、Jグリーン堺(大阪府堺市)のS11コートで、阪南大クラブと対戦します。
予選ラウンドで同じグループの3チームと対戦し、グループ内で勝ち点が上位2組になれば、12月からのトーナメント戦にも参加します。
和歌山県出身、サッカー主体のフリーライター。関西を中心に、育成年代から地域リーグまで幅広く取材中
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