開幕! 夏の甲子園
メディアも収入も大盛況
いよいよ開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会。既に今年、メディア発の熱い取り組みが始まっていたのは、ご存じだろうか。実は、各地方大会の1回戦から、全試合をネット上で中継していたのだ。実況はないもののカメラも数台出しての本格中継。朝日新聞とABCが音頭を取り、各地方局の手を借りて、全国どこからでも母校の試合が見れた。
もう一つ盛り上がっているメディアが漫画。高校野球を含め、野球漫画が近年、かなり増えているのだ。架空の強豪校、DL学園の野球ライフを描いた「バトルスタディーズ」、高校球児の苦悩を描いた「ダイヤのA」など、どれも今の球児たちにも影響を与えている。入場料収入も101回大会に比べ、昨年は約2億8千万円増加の約9億5千万円。コロナ禍の昨年でも、この盛り上がり。今年は球児だけでなく、周りもヒートアップするだろう。ただ、唯一ヒートアップできないのは、夏の高校野球で、レギュラー番組が休止になる外注スタッフ(僕も含む)。収入が寂しくなるというのも、悲しいかな毎年の風物詩だ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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