速いペースで拡大を続ける第7波
予防対策の徹底で感染リスクの低減を
夏場の脱水症状に注意、軽い症状でもこまめに水分を摂取して

新型コロナウイルスの流行「第7波」が、従来の波よりも速いペースで拡大し続けています。改めて、第7波の特徴や症状が現れたときの行動などを伝えます。長期間続くと、ついつい緩みがちになる基本的な感染予防対策の徹底など、もう一度見直すきっかけに。

1日の新規陽性1000人超え続く

和歌山県は7月に初めて1日の新規陽性者数が1384人と1000人台を超えて以降、収束の兆しが見えない状況です。第7波(6月21日から)は、第6波(1月4日~6月20日)で主流だったオミクロン株の「BA・2」から、潜伏期間が短く、より感染力の強い「BA・5」への置き換わりが進み、感染者が爆発的に増加(右下グラフ参照、8月21日時点)。さらに、「ケンタウロス」と呼ばれる新たな変異株「BA・2・75」も確認され、市中感染の可能性が懸念されます。

この状況について和歌山県福祉保健部の野㞍孝子技監(写真)は、「今まで以上に小児や若者などを中心に拡大。高齢者や基礎疾患のある人が大勢感染し、重症化する人も増えています。ウイルスは存続しようと、感染が爆発的に拡大すればするほど、人の体内で変異を繰り返し、ワクチンや過去に感染した免疫をすり抜けようとします。ですので、感染を爆発させないことが最も大事です」と話します。

自分や家族、身近な人の感染が疑われることも少なくありません。野㞍技監は「熱が4日以上続く、動くと息切れする、水が飲めない、下痢・吐くなどの症状が続くときは早めに医療機関を受診してください」と伝えます。症状があれば医療機関を受診、どこで受診したらいいのか分からない場合は「和歌山県コールセンター」などの専用相談窓口で相談しましょう(下記参照)。

県は当面の間、陽性者の同居家族など、感染の症状がみられる人は、診察した医師の判断により、検査をせずに「みなし陽性者」とすることに。また、保健所の負担を減らし、基礎疾患のある人や高齢者など、重症化リスクの高い人への対応をより重点的にしようと、国の新型コロナ感染管理システム「HER―SYS(ハーシス)」を活用。陽性が判明し、重症化リスクの低い人についての連絡方法を、電話からショートメッセージに切り替えました。ただし、原則2歳以下・60歳以上・基礎疾患あり・症状悪化の陽性者は、今まで通り、保健所からの電話連絡となります。

野㞍技監は「密閉空間はエアロゾル感染につがなるので、特に自宅療養者がいる家庭は扇風機などで風の流れを作るなど工夫しながら換気を。夏場は脱水になりやすく、急激な悪化につながっていると考えられるので、軽い症状でもこまめに水分を摂取してください」と話しています。

月別新規発表陽性者数 (2022年8月21日発表分までの累計10万1386人) 和歌山県の8月21日(午前10時)時点までの調査データより

月別新規発表陽性者数
(2022年8月21日発表分までの累計10万1386人)
和歌山県の8月21日(午前10時)時点までの調査データより

基本的な感染予防対策の徹底を

新型コロナは“感染する”という本質を忘れず、まずは“かからない、うつさない”という一人一人の心掛けが大事。野㞍技監は「感染リスクを低減させるためにも、マスクの着用、手洗い・手指消毒、換気など、基本的な感染予防対策をしっかりと守り、続けていくことが大切です。また、できるだけ密閉・密集・密接など、リスクの高い行動は避けましょう。コロナに打ち勝つためにも、今しばらく我慢が必要です」と呼び掛けています。

診療・検査・療養などの情報サイト

和歌山県のホームページ「新型コロナウイルス感染症関連情報

もう一度確認! 基本的な感染予防対策

手洗い・・・流水と石けんでの手洗いを頻繁に行いましょう。手洗いできないときは手指消毒
マスク・・・屋内で他者と身体的距離(2m以上を目安)がとれて会話をほとんど行わない場合や乳幼児などを除いては着用
換気・・・部屋を密閉したままにせず、ドアや窓を開けて風の通り道をつくりましょう

新型コロナ感染症専用相談窓口 和歌山県コールセンター

TEL073(441)2170
FAX073(431)1800
備考24時間対応 ※土・日曜、祝日含む

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