農水省「料理マスターズ」を受賞 “わかやまジビエ”の普及に貢献
- 2016/11/17
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生産者や食品企業などと協働しながら、日本の食材や食文化に誇りを持ち、さらに発展させることに尽力している料理人を農林水産省が顕彰する「料理マスターズ」。今年度、第7回料理マスターズに全国から5人の料理人が受賞。和歌山市のフレンチレストラン「オテル・ド・ヨシノ」料理長の手島純也さんがそのうちの一人として選ばれました(11月17日東京都で授賞式)。
手島さんは料理人として高い技術をもってクラシックなフランス料理を提供。和歌山ならではの山海の幸に加え、野禽(きん)獣も積極的に活用してきました。さらに、獣害対策を立てる和歌山県と協働し、飲食店に向け料理講習を行うなど、ジビエ料理の普及に力を入れてきたことが評価されました。「フランスには古くから野生の禽獣を食材としてきた歴史があり、おいしく食べるための知識や技術があります。それらを広め、おいしくジビエ料理を味わえるお店を増やして裾野を広げたいと思いました」。県の取り組みもあり、“わかやまジビエ”の知名度も上がってきました。「いえ、まだジビエの魅力に気付いていない人も多い。今後ももっと理解を深めること、そして“ジビエといえば和歌山”と全国に誇れる食材としたい。また、家庭でも手軽に調理できるように普及できればと考えています」と意気込みます。
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