視聴率、占拠率、録画率…
〝率〞が多い理由とは?
ちょうど今頃、数字が騒がれ始めるのが、4月スタートの新番組。数回放送された数字の平均で企画の良し悪しが判断される。と、ここでいう数字とは、視聴率のことだが、別の数字もご存じだろうか?まずは、占拠率。一言でいえば「シェア」だ。これはテレビをつけている人の中で、その番組がどれだけの人を集めているかという数字。各局の視聴率合計を100として割り出す。視聴率は2%だが、占拠率は20%(その時間帯にテレビをつけている5人に1人が見ている)ということもある。録画率は、読んで字のごとく、番組を録画した人の割合のこと。ドラマなどは録画率が高い。また、視聴率と録画率を合わせた、「タイムシフト視聴率」なるものもある。なぜ、こんなにも〝数字〞があるのか。テレビ離れで、全体の視聴率が減ってきたため。スポンサーに低い視聴率ではなく、別の高い数字を提示できるように考え出した。ちなみに、占拠率、録画率とも視聴率が以前よりグンと下がった某キー局が言い出したらしい。僕も脂肪率を下げるため、食事離れでもしようかな。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
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