複数育児は
“平等”を目指さず
“公平”目指して気楽にいこう

子どもが2人以上いるお母さんからよく聞く悩みが、「平等に扱えていない…」というもの。手のかかる子に多く時間を費やしたり、聞き分けの良い方に負担を掛けてしまったりなど、申し訳ないと思っているお母さんは多いようです。

でも、安心してください。実は、子どもたち自身、お母さんに平等を求めているわけではありません。ぜひこの機会に平等を手放して、公平な育児を目指してください。平等とは、本人の資質に関わらず、全く同じ機会を提供することです。結果はそれぞれで異なります。それに対して公平とは同じ結果を得るために、それぞれの子に合わせて異なる機会を与えること。

例えば、同じ「お母さんと一緒にいたい」でも、片方は一緒にお外で思いっきり遊びたいと思っているのに対し、もう片方はギューッと抱きしめてもらって安心したいと思っているかも知れません。平等にこだわって「それぞれに絵本を読んであげよう」としても、ふたりとも満たされませんね。それぞれに合う異なった接し方をしてこそ、ふたりとも満足できるのです。

不安に思ったら、ぜひそれぞれの子どもにどうしたいか聞いてみましょう。「あなたはどうしたい?」と問いかけてみるとそれぞれが全く違う答えを返すことに気付くでしょう。公平な育児とは、子どもに寄り添う育児です。兄弟姉妹でも、そもそも違う人間。一人一人違う気持ちに寄り添うために、ぜひ「あなたはどうしたいの?」と聞いてあげてくださいね。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPキッズコーチングマネジャー
https://momsknack.com/

子育て・教育

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