蜜蝋ラップでおいしくエコにできました
- 2022/2/24
- フロント特集
日々の生活で活躍するラップ。食材やお皿を包む前に、ちょっと待った! 繰り返し使える「蜜蝋ラップ」を上手に活用しませんか。かわいらしく、便利に、エコな暮らしを楽しみましょう。
環境と食材を優しく包む
「エコラップ」で食卓を華やかに
食材の保存や電子レンジで温めるときに欠かせない「ラップ」。家庭に常備してある、身近なキッチン用品ですよね。ですが、ラップの素材“プラスチック”の環境汚染問題は深刻。レジ袋が有料化になったのも記憶に新しく、プラゴミ問題は、今や待ったなし! の状況。
でも、ラップを使わないとなると不便ですよね。そこで救世主。繰り返し使えて、焼却後は土に還(かえ)る「蜜蝋ラップ」を使って、家庭のプラゴミを削減。エコな暮らしの第一歩に!
そもそも、蜜蝋ラップって?「ミツバチが巣作りのために分泌する“蜜蝋”をコットン生地に染み込ませた自然由来のラップのこと。環境への配慮やかわいらしさはもちろん、利便性が抜群です」と、和歌山市でワークショップを開催しながら、その魅力を広める木村恵子さんは話します。
「プラスチックを使用しないというのは難しいですが、各家庭が1枚蜜蝋ラップを使うだけで、ゴミの量も、環境への意識も変わってくるはず」とも。蜜蝋ラップの作り方をはじめ、食材の乾燥を防ぐ蜜蝋の成分の秘密まで。魅力を余すことなく紹介しちゃいます。
かわいらしくエコに
蜜蝋ラップにトライ
簡単! おうちでサクッと蜜蝋ラップ作り
準備するもの
●コットン生地 1枚(15cm×15cmサイズ)
●蜜蝋 3g
●ホホバオイル 数滴
●クッキングシート 2枚
●新聞紙
●アイロン、アイロン台
●箸、スプーン
蜜蝋だけでも作れますが、ホホバオイルを使うと、柔らかく、形成もしやすくなります。分量は、蜜蝋に対して10%を目安に加えましょう
①
アイロン台に新聞紙、クッキングシート、コットン生地の順に敷き、生地に蜜蝋とホホバオイルをまんべんなくのせます
②
①の上にクッキングシートをのせ、中温(約140~160度)に設定したアイロンで温めます。最初は蜜蝋をプレスするイメージで
③
蜜蝋がジュワーっと溶けてきたら、まんべんなく染み渡るように広げます。生地の色が濃くなったら、染み込んでいるサイン!
④
上下のクッキングシートを生地から剥がします。冷たくなると剥がしにくいので要注意。5分ほど置き、水で洗えば…
CHECK
蜜蝋はどこで買える?
ネットで気軽にゲットできるので、「蜜蝋」で一度検索してみて。種類によりますが、100g1000円前後で購入が可能です。化粧品や木材の艶出しなど、使用用途が多い蜜蝋。購入する前に、「食用」として利用できるか確認を。ハンドクリームなども作れちゃうので、ラップ作りで余ったら挑戦してみて
自分で作るのは自信がない…あなたには
蜜蝋ラップワークショップ
木村さんが厳選したとってもかわいい生地に、こだわりの蜜蝋とオイルを染み込ませ、ワンランク上の仕上がりに! 15cm、20cm、25cm、30cmの4枚を作ります。
日時 | 3月19日(土) 午前10時~正午 午後1時~3時 午後3時~5時(全3部) |
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場所 | 鍛冶屋町ブルー(和歌山市東鍛冶屋町) |
講師 | 木村 恵子さん |
定員 | 各回3人(先着順) |
料金 | 2000円(材料費込み) |
申し込み | 前日までに氏名、電話番号、希望日と時間を明記し、木村さんへメール(keikok03827@gmail.com)を ※個人情報は催しの案内にだけ使用 |