花は思いをのせたラブレター
フラワーバレンタイン

リビング和歌山2月4日号「花は思いをのせたラブレター フラワーバレンタイン」

 2月14日のバレンタインデー。日本では、“女性が好きな男性に、気持ちを伝えるためにチョコレートを贈る日”ですが、これらは日本独自の習慣。欧米では、男性から女性に花を贈り、愛や感謝を伝えています。

James Camp(ジェームズ キャンプ)さんJames Camp(ジェームズ キャンプ)さん
アメリカ・テキサス州出身
和歌山市在住(15年)
小・中学校の英語ALT教師
2月14日は、アメリカでは男性から女性に贈り物をする日。私も毎年、恋人にお花とチョコレートをプレゼントしています。喜ぶ姿を想像しながら、“今年はどんな花束にしようか”と迷うのも楽しいですよ

欧米風に気持ちを伝える
スマートな男性が増加中!

 2011年から、花の国日本協議会が、2月14日を“大切な人に花を贈る日・フラワーバレンタイン”と発信し、今年で13年目。昨今、若い男性の間で広がっています。

なぜ、花を贈る日なのか、アトリエ・クラシカ西田生花店(和歌山市手平)の店主・西田智珠さんに、バレンタインの歴史と現状を聞きました。

アトリエ・クラシカ西田生花店・店主西田智珠さん

西田智珠さん
リビングカルチャークラブ講師
アトリエ・クラシカ西田生花店・店主
インスタ telier_classica

西田さんによると、バレンタインの起源は、戦争中の古代ローマ。当時の皇帝は、兵士の結婚を禁止。それを見かねたキリスト教の聖職者・ウァレンティヌスが、結婚を望む兵士たちのために、こっそり結婚式をとり行っていたそう。このことが皇帝の逆鱗(げきりん)に触れ、2月14日に処刑されてしまいます。

ウァレンティヌスは、愛する男女の守護聖人として崇敬され、欧米では彼の命日が“愛を誓う日”と定着。各国で、男性が女性に愛や感謝を伝えるため、花にメッセージカードを添えて贈られるようになりました。

「和歌山では4~5年前から、若い男性を中心に、フラワーバレンタインが認知され始めたのを実感するようになりました」と、西田さん。「日本人男性が女性に花を贈るのは、ハードルが高いと感じるかもしれませんが、欧米では日常的なことです」とも。さらに、「2月は、春の花がかわいらしい時期。“花束”と気負わずに、1本だけでも包んでみては。そんなすてきな男性もいますよ」と続けます。

都市部に比べて、和歌山では、まだ認知されていないのが現状。フラワーバレンタインを知らないパートナーや彼に、女性側からもすすめてみませんか。次項では、和歌山市内の生花店の男性店主に、“自分が女性に贈りたい”と思う花束を作ってもらいました。

フラワー男子に聞いた“花贈り”事情

日ごろからたくさんの花に触れ、独自のセンスを磨き上げたフラワー男子に、“自分が女性に贈りたい”と思う花束を作ってもらいました。

花安 高松本店
華やかな花をスマートに贈る
ポップでカジュアルなスタイル

花安 高松本店

6代目 有田英生さん

6代目 有田英生さん

5500円
(バラ、スプレーバラ、ラナンキュラス、スカビオサ、アルストロメリア、ワックスフラワー、ローズゼラニウム、ユーカリ)

 創業151年の老舗店。6代目を務める有田さんは、“カジュアルに渡せる花束”を提案します。華やかな気持ちになれる明るい色合いと、コロンとした丸いフォルムが、かわいらしい印象に。地元で長年愛される同店は、厚い信頼を寄せる常連客が多数。スタッフの人数も充実しているため、個人宅から企業間の注文、配達など、幅広く対応してくれます。「フラワーバレンタインを盛り上げましょう」と意気込む有田さんの元へぜひ。海南店、有田店もあり。

花安 高松本店

花安 高松本店

電話番号 073(444)1280
住所

和歌山市西高松2-7-3

営業時間 午前9時~午後6時
定休日

無休(1月1日~3日は休業) 

駐車場 あり 
HP

https://hanayasu.hanatown.net/

Instagram @hanayasu_honten

GA-EN(ガーエン)
くすみカラーのバラをたっぷり使った
ちょっぴり大人なアンティーク風

GA-EN(ガーエン)

社長 上野慎一郎さん

社長 上野慎一郎さん

8800円
(バラ、スイートピー、パンジー、タラスピ、ビバーナム、ユーカリ)

 上野さんが仕上げたボリュームのある花束は、ピンクやベージュのバラをメインにしたアンティーク風。草花を駆使して、“自然に見える花束”を意識しながら、作り上げていきます。ひと昔前、懸念されがちだったくすみカラーの花も、昨今は大人気! 希少な品種も入荷するので、他店では巡り合えない花に出合えることも。上野さんいわく「近ごろの若い男性は、マメな人が多い印象。フラワーバレンタインの注文も年々増えていて、珍しくないですよ」と。

GA-EN(ガーエン)

GA-EN

電話番号 073(427)1887
住所

和歌山市新八百屋丁23

営業時間 午前10時~午後9時
※日曜、祝日午後6時まで
定休日

無休(臨時休業あり)

HP

https://www.ga-en.com/

Instagram @ga_en_shin

bois de gui(ボワ・ドゥ・ギ)Wakayama
目を引く個性豊かな花を集めて
スタイリッシュにキメる

店長 藪本龍次さん

店長 藪本龍次さん

4400円
(トルコキキョウ、アネモネ、クリスマスローズ、ラナンキュラス、ゼンマイ、雪柳、カランコエ)

 男性から贈ることをイメージして作られた、スタイリッシュな花束。「男性が持っていると“かっこいい”と思われる花束に仕上げました」と、母親に年3回は花を贈るというフラワー男子・藪本さん。同店は、カフェ「balder coffee(バルダー・コーヒー)」に併設し、おしゃれな店内に個性あふれる花がそろいます。藪本さんは「その日を祝う気持ちや感謝など、言葉にしなくても、花にはメッセージを伝える力があります」と、花の魅力を熱弁!

bois de gui Wakayama

bois de gui Wakayama

電話番号 073(427)5311
住所

和歌山市坊主丁13

営業時間 午前11時~午後7時
定休日

不定休

HP

https://bois-de-gui.com/

Instagram @boisdegui_wakayama

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