考えよう 災害時の備え 被災地での体験、経験を生かして⑥

和歌山県社会福祉協議会 和歌山県災害ボランティアセンター南出 考さん

日ごろから身近な人と防災について話し合って

日常から地域の助け合いを意識して

〈プロフィル〉2004年県社協職員に。災害時に助け合える仲間づくり、場づくりを学び中

2008年に和歌山県社会福祉協議会内に設置された「和歌山県災害ボランティアセンター」で、災害に見舞われた人とボランティアをつなぐ役割を担う南出考さん。04年の台風23号が甚大な被害をもたらした京都府宮津市からはじまり、つい先日起こった九州北部豪雨まで、〝災害現場〞にはほぼ足を運んでいます。

災害ボランティアというと、がれきの撤去や土砂のかき出し作業など〝力仕事〞がクローズアップされがちですが、「目的は、被害に遭われた人の生活再建の一助となること。話相手になることや買い物の手伝い、募金や物資を届ける、被災状況を発信するなど活動は多岐にわたります」と強調します。

現在、同センターの災害ボランティアには、県内在住者約570人が登録。その人たちがいざ、被災地に行った際、迅速かつ的確に動けるように研修、勉強会を開いたり、資機材を備えるのも南出さんの仕事。「災害ボランティアには①被災者中心②地元主体③協働という三原則があります。初動はとにかく人手が必要ですが、復興に向けては地域の助け合いが重要です。その力を発揮できるように引き出してあげるのが、われわれの役割」と言います。そして、こう続けます。「被災地支援に行かれた人はほぼ皆さん、『つながり』『絆』の大切さを痛感したと言って帰って来ます。私も同様にそう思うのですが、地域の人と人のつながりを強めるために何ができると思います?」と。

その答えは明確。「助け合いは日常の延長線上にあるもの。日ごろから家族や友達、職場の人と防災について話し合うことが何より大事です」と南出さん。災害ボランティア活動に関心のある人は県社協TEL:073(435)5220まで問い合わせを。

コーディネーターとミーティング(紀伊半島大水害)

ボランティアと支援活動の話し合い(熊本地震)

県災害ボランティアセンター 南出考さんが伝えたい災害時の備え

  • 災害は日常的に起こりませんが、助け合いは日常の延長線上に
  • 家族や友達、職場の人と日ごろから防災について話し合うことが大事

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