活動を通して世代を超えた地域交流も
三井住友銀行和歌山支店(和歌山市六番丁)が、昨年12月に環境保全の一環で、支店の屋上で常緑キリンソウを設置。ガールスカウト和歌山県第6団も参加し、約40人が緑化活動に励みました。
この活動は、ガーデンライフスタイルメーカーの「タカショー」(海南市南赤坂)が提案する、屋上緑化を推進するSDGsプロジェクトに、同行が賛同して実現。当日は「タカショー」の常勤監査役・井上雅也さんが常緑植物の特徴や作業行程を説明し、参加者は専用培土が入った50㌢角の袋に苗を6本ずつ植え、その袋を屋上に並べました。
建物の屋上で植物を栽培する屋上緑化は、環境改善を図る取り組みの一つとして、都市部のオフィスビルや商業施設などで普及が進んでいます。「植物が夏の太陽熱を和らげ、建物にこもる熱を低減。ヒートアイランド現象の緩和や省エネ効果、二酸化炭素の削減が期待されます」と、井上さんはそのメリットを話します。作業終了後、井上さんの地球温暖化講座や、行員による金融リテラシー講座も行われ、子どもたちは積極的に発言するなど楽しみながら学ぶ様子が見られました。
同行和歌山法人営業部長の澤山健司さんは、「地域の方々や企業、金融機関が一緒になって、環境や経済に関わる社会課題に取り組める活動を、今後も提供していけたら」とコメント。ガールスカウトの団委員長・東昌代さんは、「今日の活動や交流の経験を通し、子どもたちが自ら問題を見つけて解決する力を身に付けてくれたらうれしいです」と、話していました。
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