紀の国わかやま文化祭 未来へつなぐ人 vol.09
ふるさと・紀の川市の素晴らしさ 子どもたちとミュージカルで伝承
- 2021/10/14
- コーナー
- 紀の国わかやま文化祭未来へつなぐ人
和歌山の素晴らしさを歌で伝えていきたい―。紀の川市出身の演歌歌手・宮本静さんは、「有田川」や「千畳太鼓」など県内各地を舞台にした音楽を“ふるさと癒やし歌”として発信し、現在24曲をリリース。表現豊かな美しい歌声に「ふるさとの情景が浮かぶ」と、県内ファンも多数います。
今回、新たな表現で魅力を伝えたいと、国民文化祭で「紀の川ぷるぷる娘の歌」を創作ミュージカル化した公演に挑戦。オーディションで選ばれた県在住の17人の子どもたちと、紀の川市の魅力と食べ物の大切さをファンタジーあふれる物語で届けます。
「子どもたちも私自身もミュージカルは初挑戦。日に日に演技や歌が上達する子どもたちのたくましい姿に、奮起させられています」と宮本さん。子どもたちが演じる紀の川市産のフルーツたちが、宮本さん演じるフードヒーロー・Cねえさんと一緒に“食べる力の大切さ”を歌って踊ってパフォーマンス。劇中では、紀の川市各町の特徴がつづられた歌も盛り込まれています。
同公演では自身の歌を新たなアレンジで歌い上げるコンサートも。オーケストラを迎え、ストリングスアンサンブルやピアノソロなどさまざまな楽器編成で約12曲を披露。豪華なサウンドとともに宮本さんの伸びやかでパワフルな歌声が響きます。身近すぎるとなかなか気付けない、ふるさとの良さ。思いをはせるきっかけに。
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