糖尿病にならない 賢い食べ方
- 2015/2/12
- コーナー
- ココロとカラダのSOS
仕事や家事の合間など、ついつい手が伸びてしまうお菓子。でも、気になりますよね、糖質や脂肪のこと。その先には糖尿病…なんて恐ろしいことも。知ってそうで知らない糖尿病について専門医に聞きました。
Q 甘い物が大好きで糖尿病が心配。そもそも糖尿病って。
A 全身に運ばれたブドウ糖をエネルギーとして代謝するインスリンというホルモンが低下したり、効きが悪くなったりして血糖が高くなる病気が糖尿病です。糖尿病になると、心筋梗塞、脳梗塞、認知症、失明、腎機能障害などさまざまな病気のリスクも高くなる上、初期から中期は自覚症状がありません。
Q 糖尿病にならない食べ方を教えてください。
A ダラダラ四六時中食べていると、常にインスリンが出続け、脂肪の分解が抑えられます。食事は、4~5時間間隔を空け、胃腸が休まる時間を作って、インスリンを過剰に分泌させないようにすることが大切です。おやつを食べる習慣がある人は、時間を決めて少量を心がけて。また、寝る前、深夜に飲食すると、睡眠中もインスリン分泌が続くので控えましょう。
Q おやつで気を付けることは?
A チョコレートやケーキは甘い物を食べている自覚がありますが、果物やジュースなどは、知らず知らずに取り過ぎてしまいがちなので注意して。近年、欧米的で不規則な食生活の影響で、30~40代で糖尿病になる人が増えています。予防のために、定期的に健康診断を受けて検査数値を知るとともに、体重コントロールや適度な運動をお勧めします。
取材協力 | 取材協力=日本赤十字社和歌山医療センター糖尿病・内分泌内科部 |
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※次回は3月14日号掲載