5月25日(土)、26日(日)、緑花センターでイベント開催
陶芸を通して海外との交流を深めている、岩出市の陶芸家で「根来一乗窯教室」主宰の清水均佳(まさよし)さんが、今年1月~6月まで、米国・フロリダ州・ペンサコーラ州立大学の美術館で陶芸展を開催中。オープニングレセプションには地元の陶芸家や学生が大勢集まるなど、高い関心が寄せられています。
陶芸展は、県と姉妹提携を結ぶ米国・フロリダ州との文化交流がきっかけ。同州のガルフコースト窯業協会に招かれて指導をしたり、若手陶芸家を日本に迎えたり、絆を深めてきました。
清水さんのこだわりは、県産ミカンやカキの灰で作った釉薬(ゆうやく)を用いるなど、地元の要素を取り入れること。会場には、ガラスのような質感のミカン釉の茶器、茶褐色で温かみのあるカキ釉の皿、釉薬をかけず高温で焼成した焼き締めの水器など、約50点が展示されています。
また、現地では学生などを対象に、陶芸のデモンストレーションや指導も実施(写真)。ろくろの回し方や成形方法などを伝授しました。展示作品は、ガルフコースト窯業協会に寄贈され、永久保存されることになっており、清水さんは「海外で和歌山をアピールできるのはうれしいこと。作家として23年。今後も、作品作りに励んでいきます」と話しています。
5月25日(土)と26日(日)、県植物公園緑花センター(岩出市東坂本)でミカン・カキ釉を使った陶芸教室やトークイベントを開催。
問い合わせ | 清水さん |
---|---|
申し込み | 0736(63)1677 |
陶芸教室とトークイベント
【会場】
県植物公園緑花センター
【陶芸教室】
5月25日(土)午前10時、午後1時半から
5月26日午後1時半から
各20人(先着順)、材料費1800円、要申し込み
【トークイベント(パネル展示あり)】
両日午後0時半、申し込み不要
関連キーワード