建築三団体まちづくり協議会主催 活気あるまちづくりを目指して~
応募総数83作品
本審査は一般公開で行われました
和歌山県建築士会、和歌山県建築士事務所協会、日本建築家協会和歌山会で組織する、建築三団体まちづくり協議会が、魅力ある建築によって美しく活気あるまちづくり、和歌山の地域資産価値を高めることを目的として、「第1回きのくに建築賞」を開催しました。
「県内では平成13年以降、建築賞は開催されていませんでした。しかし建築賞は魅力ある建築を表彰するもので、建築士をはじめ、建築にかかわる多くの人たちの意識向上と建築業界全体の活性化につながります。そこで建築三団体まちづくり協議会では、途絶えたままになっていた建築賞を復活させる運びとなりました」と話す同協議会の島桐子会長。
対象は平成22年以降に完成した和歌山県内の建築作品で、住宅、店舗、各種施設、公共建築、改修、リノベーションなど。県内外から83作品の応募があり、その中から予備選考で7作品が、きのくに建築賞を受賞。
本審査は8月27日(土)和歌山大学松下会館で、一般来場者約80人を迎え、きのくに建築賞を受賞した7作品の公開審査会が行われました。きのくに建築賞最優秀賞(和歌山県知事賞1点)には将来性に対しての可能性と完成度の高さで評価された「辻堂東の家」(有田市)。きのくに建築賞優秀賞(2点)には、築90年の古民家を再生した「夢縁庵」(田辺市)と、地域の大きな資産となる「和歌山信愛中学校高等学校」(和歌山市)が選ばれました。
「和歌山の建築界を盛り上げるためにも、きのくに建築賞は今後も継続して開催したい」と、島会長は意欲的に取り組む意向です。
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