笑いか?歌か?
年末年始特番 最後に勝つのは!?
今年の年末特番、先に仕掛けたのは、日テレだった。密を理由に、「笑ってはいけない」の中止を発表したのだ。番組のファンだが、正直、どこかマンネリになっていたことは否めない。もし放送していれば見るが、感想はまぁ、ん~といったところだろう。なので、先細りする前に、日テレは一旦、中止という英断をしたのだ。一方の紅白はどうだろう。今年も年配層を無視したラインナップで、横文字だらけの歌手が出場。正直、目玉ともいえる歌手はいない。で、「笑ってはいけない」の視聴者が、流れるかといえば、そうはいかない。何せ、はなから歌に興味がないから、お笑いを見ているのだ。例えば、「SMAP再結成」「安室ちゃん熱唱」など歌プラスアルファのインパクトを打ち出さないと難しい。相手が休止している時にこそ勝てるチャンスなのに。まあ視聴率の勝ち負けにこだわらないNHKだから仕方無いのだが。ともあれ、民放視聴率は荒れるはず。結果、勝つのは、アマゾンとネットフリックスとなるのかも。来年こそは、そうはならないよう地上波もがんばらねば。それでは、良いお年を。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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