突然に打ち切られる
連続ドラマの前兆とは!?
最終回目前で佳境を迎えている秋のドラマ。貫禄の視聴率トップは、米倉涼子主演の「ドクターX」だ。新垣結衣主演の「逃げ恥」や石原さとみ主演の「地味にスゴイ!」も予想以上の高評価である。一方、僕も注目していたアラフォー男性の主演ドラマは、中身も数字もいまひとつ。唯一、気を吐いているのは、織田裕二主演の「IQ246」ぐらい。が、どれも映画化やパート2も作られることはないだろう。しかし、突然打ち切られるほど数字が悪い作品もない。以前は、全10回を予定していたのに9回で終わる…なんてことはよくあった。深夜や放送日の昼間に突然、今までの回を再放送し出したら黄色信号だ。赤信号になると、ストーリーが急展開に。最終回1話分をカットしたいので、辻褄(つじつま)を合わせようとするのだ。不幸なのは、打ち切りドラマの主演俳優。打ち切りが2作続けば、業界の慣例で「数字を持ってない俳優」の烙印(らくいん)が押される。幸い僕が担当している番組はどれも高視聴率。「数字を持ってない放送作家」の烙印は当分なさそうだ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
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