“生きもの”を身近に感じる暮らし① 庭やベランダでもつくれる ビオトープについて知ってみよう!

ポイントは生息に適した餌とすみか

「まずは楽しむことが大切」と話す養父教授

「まずは楽しむことが大切」と話す養父教授

小さなものなら庭やベランダでも作れる「ビオトープ」。“生きもの”を飼ったり、植物を育てたりするだけではなく、生態系の観察も楽しめます。自宅のベランダや屋上、庭などにビオトープをつくり、生きものを呼んでみてはいかがでしょう。

今回は、ビオトープのつくり方について、和歌山大学システム工学部の養父志乃夫(やぶしのぶ)教授に話を聞きました。ビオトープとは、ドイツ語で“野生の生物が暮らす場所”という意味。養父教授は「地域の生きものを自分の庭などに呼び込み、共存して暮らしていくのが“ビオトープガーデン”です。もちろん、生きものが生息する環境の中には、人間も入っていることを忘れてはいけません」と話します。

20160716housing02
ビオトープづくりの第一歩は、自分の住んでいる地域にどんな生きものが、どんな場所に生息しているかチェックすることから始まります。「ビオトープを訪れる生きものの目的は、移動時の休憩や餌探し、繁殖、越冬などさまざまです。身近な場所に生息していれば、自宅の庭にもその生きものがやってくる可能性があります」と説明。

ポイントは、餌となる植物や昆虫、すみかとなる隠れ場所などを準備すること。「生息に適した環境ができると、自然とさまざまな生きものが暮らすようになります」と話します。

※次回は7月23日号で、「自宅で生態系を作るための環境づくり」を掲載

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年4月26日号「景色やグルメ、レジャーをとことん楽しむ GWは紀美野町にお出かけ」
     山に囲まれ、自然豊かな景色が広がる紀美野町。最近は飲食店などが増え、人気のスポットになってます。…
  2. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリーや天然石や真鍮のアクセサリー、ビーズ・スパンコール刺繍の…
  3. リビング和歌山2025年4月19日号「高品質ブランド由良にんにく」
     一度食べたらニンニクの印象が変わるという「生ニンニク」。とれたての新鮮な香りやじっくり加熱すれば…
  4. リビング和歌山2025年4月12日号「地域を変える! サテライトやシェアオフィスからビジネス創出へ」
    多様な働き方が求められる現在、本来のオフィスとは離れた場所で仕事ができる「サテライトオフィス」など…
  5. リビング和歌山2025年4月5日号「関西パビリオン・和歌山ゾーンの魅力に迫る いよいよ開幕、万博へ!」
     開幕に向け、注目が高まる“大阪・関西万博”。会場に足を運んでみないと分からない楽しさやワクワクが…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/4/24

    2025年4月26日号
  2. 2025/4/17

    2025年4月19日号
  3. 2025/4/10

    2025年4月12日号
  4. 2025/4/3

    2025年4月5日号
  5. 2025/3/27

    2025年3月29日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る