猛暑日のロケなのに
黒い服が多い理由は?
先日、とあるロケへ帯同する機会があった。その日の最高気温は36度。いわゆる、炎天下での街ブラロケである。これは大変そうだと、帽子にハンディーファンと熱中症対策をしてロケへ参加。ロケ自体は、適度な休憩に水分補給をし、無事故で終わった。
本題は、その休憩中にタレントと談笑していた時のことだ。何気なく「別のロケでもそうだったんですが、皆さん黒い服率が高いですよね」と尋ねられた。ふと見れば、技術と制作スタッフの半分が黒い服。「確かに…」と言いかけたところで、恐ろしい事実に気が付いた。それは、黒い服を着ているスタッフのほとんどが中年男性だったのだ。そして、ほとんどが中年太りでおなかがぽっちゃり。自分もそうだから、暑いことよりも、腹を隠そうと黒色を選んだに違いないと推測した。同時に、中年以外のスタッフが限りなく少ないことも実感させられたのだ。カメラマン、放送作家など、テレビ業界で進む高齢化。その事実をまざまざと実感した。このままだと、服は真っ黒、髪は真っ白のスタッフがロケをする時代が来るかもしれない…。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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