活発で運動大好きな元気印
公共の場では
事前の約束が功を奏す

 好奇心旺盛で何でも自分でやってみたい元気印の子は、飛んだり跳ねたり大忙し。親の制止が届かないことも多いですよね。普段は、ほほ笑ましく見守れることも、公共の場だとお母さんがドキドキ・ヒヤヒヤする場合も多いでしょう。4歳以降であれは、事が起こってから制止するのではなく、事前に約束しておくというアプローチが有効です。

出かける前に「今日は〇〇に行くよ。たくさん人がいるから、お母さんと手をつないで歩くよ」「電車に乗ったら静かに座ろうね」など、してほしい行動を約束してください。そして子どもが約束を忘れて騒ぐ素振りを見せたら、すかさず「約束なんだっけ?」とリマインド。子どもの興奮が振り切られる前に思い出してもらうことで、行動を変えることができます。

約束するときのポイントは、必ず肯定文で話すこと。「電車の中では叫ばないのよ」ではなく「電車の中では静かにお話してね」といった具合に、防ぎたい行動を禁止するのではなく、してほしい具体的な行動を肯定文で伝えてあげてください。そうすることで、子どもは何をしたら良いのかがイメージしやすく、行動に移してくれるようになります。

いちいち事前に約束するのは、最初は面倒かもしれません。でも、続けることでだんだん言われなくてもどう振る舞えば良いのかが分かってきます。お母さんはぜひ、ことが起こってから叱るのではなく、事前の約束とリマインドで、公共の場でのマナーを教えていきましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPhttps://momsknack.com/

子育て・教育

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