注文住宅と建売住宅の特徴を把握 ニーズに合わせてマイホーム選びを
- 2018/10/11
- ハウジング
検討時はともに「立地・周辺環境」を重視
“マイホームを手に入れる”といっても、たくさんの選択肢の中から自分に合った住まいを選ばなければなりません。
今回は、施主の思いを形にする「注文住宅」と、プランと価格がある程度決まっている「建売住宅」についてです。今年8月、ハイアス・アンド・カンパニー「アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット本部」が公表した「住宅購入者及び住宅購入検討者の住宅取得における行動、意向に関する意識調査」をもとに、それぞれの特徴を伝えます(対象は、25歳~39歳の男女で直近3年以内の住宅購入者450人と今後3年以内の住宅購入検討者450人)。
比較検討時に重視する点に関しては、建売・注文住宅検討者とも「立地・周辺環境」が最多。さらに、注文住宅検討者・既購入者は「性能」や「デザイン」にもこだわる傾向が見られました。
検討時に不安に思っていた点は、全体で「建物の性能に関する知識不足」や「立地・周辺環境に関する情報不足」が多い結果に。特に建売住宅検討者・既購入者は立地・周辺環境に関する情報不足、注文住宅検討者・既購入者は住宅性能に関する知識不足で割合が高くなっていました。
建売住宅の検討理由は、「価格が明示されていること」「間取りや内装が決まっている方が住んだ際のイメージがわく」などの声がある一方、課題や不満として「間取りや内装が自分で決められない」「外観が他の家と似ている」といったことが挙げられています。
注文住宅については「間取りや内装について理想のイメージが実現できる」などに対し、「予算をオーバーしそう」「時間や手間がかかる」といったことも(グラフ参照)。
注文住宅、建売住宅それぞれの特徴を知った上で、家族のニーズに合わせて幅広い目で住まいを選んでみては!