5月22日(日)、腹話術や落語などのイベントたくさん紀伊風土記の丘の開館50周年

執筆に携わった学芸課のスタッフ(今年3月撮影)
昨年開館50周年を迎えた「紀伊風土記の丘」(和歌山市岩橋)の学芸員が紹介する「わかやま古墳ガイド〜行く・見る・楽しむ70スポット」が、ニュース和歌山から発行され、和歌山県内主要書店で販売中です。「地元の人にもっと和歌山の古墳のことを知ってもらいたい」と、同館学芸員(写真)が昨年9月からニュース和歌山で「わかやま古墳めぐり」の連載をスタート。それを機にガイドブックの制作も始まりました。
古墳は3世紀中ごろから7世紀にかけて築造された有力者のお墓。前方後円墳、円墳、方墳と、地域や時代、その権力などにより構造は異なり、日本には約15万基があります。現在、県内には1700基が存在し、その7割が和歌山市に集中。古墳ガイドでは、代表的な70スポットを5エリアに分けて、一般向けに解説しています。「これまで古墳に興味があった人も、なかった人も親しめるように、分かりやすく解説しています」と同館学芸員。さらに、「古墳の大きさでは大阪府や奈良県には及びませんが、和歌山県には今でも古墳の上に登ったり、石室の中に入ったりすることができる古墳が残されています。ぜひ親しんでほしい」とも。
国内トップ規模の石室を誇る「天王塚古墳」。翼を広げた鳥形埴輪(はにわ)や両面人物埴輪、国内でも珍しいユニークな埴輪を持つ「大日山35号墳」など、古墳の魅力が満載。地域の歴史に触れることができる貴重な一冊です。書店の他、アマゾン、楽天、ニュース和歌山のホームページからも購入可。A5判、144ページ、オールカラー1760円。取扱店については問い合わせを。
問い合わせ | 073(433)2051 ニュース和歌山 |
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