民間住宅ローン利用者の実態 金利タイプや選ぶ決め手などを調査

全期固定型の割り合いが前年より増加

住宅金融支援機構が、平成27年度「民間住宅ローン利用者の実態調査第3回」の結果を発表。

調査は、インターネットを通じて、27年11月〜28年2月に民間住宅ローンを借り入れした20歳以上60歳未満(学生・無職除く)の人を対象に実施。利用した住宅ローンの金利タイプや住宅ローン選びに関して調査しています。回答数は977件。

結果、前回調査(27年7月〜10月)に比べ、「全期間固定型」の利用割合は増加。「固定期間選択型」は横ばい、「変動型」は減少しました(表①)

利用した住宅ローンを選んだ決め手は「金利が低いこと」が最多。「住宅・販売事業者に勧められたから」、「諸費用が安かったこと」、「繰上返済手数料が安かったこと」などが続きました(表②)。

今後1年間の住宅ローン金利見通しは、全体で「現状よりも上昇する」が24.0%(前回30.0%)、「ほとんど変わらない」が49.6%(53.0%)、「現状よりも低下する」が13.9%(5.5%)でした。

日本銀行のマイナス金利導入で2月以降、住宅ローン金利の引き下げが活発化しています。利用するときは、自分に合った無理のない活用方法を選びましょう。

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