毎日生き生き健康通信vol.41
それって本当に五月病?
まずはかかりつけ医を受診して
- 2023/5/25
- みんなの健康
- 内科の先生に聞きました!(毎日生き生き健康通信)
何か病気がひそんでいるかもしれません
ゴールデン・ウイークが終わって、この時期よく耳にするのが「五月病」という言葉ではないでしょうか。でも、実際にどんな病気なのか、ご存じですか? 実は、「五月病」というのは医学的な病名ではなく、実際の病気ではありません。
新年度の4月が始まって1カ月ほどがたち、ゴールデン・ウイークの大型連休が終わったことをきっかけに、体がだるくて疲れやすくなったり、頭痛がしたり、眠れない…などの症状が出ることを五月病と表現します(下記チェック表参照)。
4月は、入学・進級や就職、転勤、また職場は変わらなくても仕事の内容が変わったり、より重責ある仕事を任せられるようになったり…と、多くの人にとって環境の変化がある時期です。それに加えて、季節の変わり目でもあります。こうした変化が重なり、心身が疲れやすくなって体調を崩してしまう、というのが五月病の正体です。
対策としては、生活のリズムを整えることや、体を休めること。ストレスを感じている場合は、休日にスポーツをしたり、趣味に打ち込んで気分をリフレッシュさせるのもいいでしょう。悩みがあるときは一人で抱え込まずに、身近な人に話を聞いてもらったり、相談したりすることで、気持ちの切り替えができることもあります。
こうした対策をしても、なかなか体調が戻らず、気分がすぐれないことが2週間以上続くようであれば、内科やかかりつけ医で相談してみましょう。五月病のような症状が長引くと、適応障害やうつ病に進行することもあります。または、精神的な原因ではなく、何か内科的な病気が隠れているかもしれません。
例えば、「疲れやすい」なら、貧血の場合もあります。糖尿病がひそんでいたり、女性に多い甲状腺機能低下症が、体調不良の原因となっている可能性もあります。まずは、こうした病気を見逃さず、治療をすることが大切です。内科で検査をして何も異常がなければ、精神科の治療が必要かもしれません。そのときは、内科やかかりつけ医を通じて、専門のクリニックを紹介してもらうこともできます。 (辻本直貴)
店舗名 | 和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科 |
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電話番号 | 073-476-5676 |
Webサイト | https://wakayama-naika.com/ |
住所 | 〒640-8341 和歌山市黒田95-5 |
診療時間 | (月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00 ※水曜日・土曜日9:00-13:00 |
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