梅雨時も快適な生活空間に 家の湿気・カビを防ぐ工夫「今すぐチェック編」

梅雨時も快適な生活空間に
家の湿気・カビを防ぐ工夫「今すぐチェック編」

ハウスキーピングコーディネーター・宮本美保さんがアドバイス

汚れや水気を取り除き、通気を

ハウスキーピングコーディネーターの宮本美保さん

ハウスキーピングコーディネーターの宮本美保さん

梅雨の時期、頭を悩ませる家の中のカビ。前回の「家づくり編」に続き、今回はすでに暮らしている住まいでの防カビと除去のテクニックを、ハウスキーピングコーディネーターの宮本美保さんに教えてもらいました。

キッチンや浴室など、水回りは最もカビが繁殖しやすい場所。「キッチンは食べカスや水分などをしっかり拭き取ることが大事。浴室は、石けんカスや皮脂汚れがカビの原因になるので、入浴後は壁や床に水をかけて洗い流しましょう。そして、窓や扉を開けてできるだけ、湿気がこもらないようにします。換気扇は室外へと空気の流れを作るので、24時間回しておくことをおすすめします」と宮本さん。

「こうした水回りのカビは気付きやすいのですが、意外と見落としがちなのが、窓やカーテン、足ふきマット。一度チェックしてみて」と注意を促します。

では、生えてしまったカビはどう除去すればよいのでしょうか。

20150606housing

「まず、掃除をするときはマスクや手袋、換気を忘れずに。水拭き、から拭きは、カビの胞子を増やしたり、まき散らかしたりするのでNG。住宅用洗剤を吹き付けて、カビが浮き出てきたらぬれた布でふき取って。市販のアルコール除菌剤や除菌ウエットティッシュ、カビ防止剤などを活用して、日ごろから、清潔にしておくことがポイントです」と話します。

さらに、閉め切った状態が多い押し入れやクロゼットは、湿気がたまりやすいゾーン。「モノを詰め込み過ぎないこと。押し入れは、床や側面に布団などが接しないようにスノコを敷いたり、立てかけたりして隙間を作り、風の通り道を確保しましょう。お客さんが来ない時や外出する時に、開けっ放しにしておくのも一つの手段」とアドバイス。「通気が悪い靴箱も湿気が下にたまりやすいので、ビニール系の靴は下の段に、革は上の段に、と靴の素材に注意して収納しましょう」と教えてくれました。

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  2. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  3. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
  4. リビング和歌山11月2日号「夜空を鮮やかに彩る伝統美県下唯一の花火製造会社」
     和歌山県のものづくり企業にスポットを当てたシリーズ、「すごいぞ! 和歌山の底力」。今回は、花火作…
  5. リビング和歌山10月26日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り ふんわり美味な「わかしらす」」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを今年展開している全国のリビング新聞ネットワーク。今号は、和歌…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  2. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  3. 2024/11/7

    2024年11月9日号
  4. 2024/10/31

    2024年11月2日号
  5. 2024/10/24

    2024年10月26日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る