子育て世帯向けの改修工事も対象
国土交通省が、長寿命や高性能を目的とした住宅リフォームを支援する、令和4年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の申請を受け付けています。
長期優良住宅とは、国が定める認定基準を満たし、長期間にわたって快適に暮らせる家を指します。同事業は、リフォームによって既存住宅の耐久性や耐震性、断熱・省エネ化などの性能を上げ、住環境を整える取り組みに対し、補助金などが交付される制度です。
対象物件は既存の戸建て住宅や共同住宅。工事内容は住宅の性能向上以外に、複数世帯が同居しやすい住宅にするための工事や子育てしやすい環境整備のための工事、自然災害に対応する工事なども対象になります。
補助を受ける要件は、①専門技術者によるインスペクション(建物検査)②リフォーム後の住宅が一定の性能基準(劣化対策・耐震制・省エネ)を満たしていること③リフォーム履歴・維持保全計画の作成、これら3つ。
補助金はリフォーム工事費、およびインスペクションや履歴・維持保全計画の作成に要する費用などが対象で、全費用の3分の1の額が補助されます。補助限度額は原則1戸あたり100万円で、長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合は1戸あたり200万円に。さらに、3世代同居対応改修工事の実施、若者・子育て世帯の改修工事の実施、既存住宅の購入者の改修工事の実施、一次エネルギー消費量が省エネ基準費20%削減とする工事の実施の場合は、1戸あたり50万円を上限に加算して補助されます。
申請の手続きは、同事業に登録している施工業者などが行います。補助金は施工業者が受領し、最終的にリフォーム工事発注者に還元される仕組み。受付期間など、同事業の詳細はホームページで確認(下記参照)、または最寄りの施工会社に確認を。
▲事業の詳細はこちらのホームページで確認できます
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