書けども書けども
通らないものなぁんだ!?
この秋、スタートした新バラエティー。「BACK TO SCHOOL!(バック・トゥ・スクール)」(フジ系)や「クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?」(日テレ系)など、“学校回帰”や“子ども出演”がトレンドに。どれもレギュラーを獲得するまで、どれだけの企画書が、けり落とされたのか。僕自身も100以上の企画書を書いているが、通るのはほんのわずか。内容は良くても、放送枠がないという理由で選に漏れたこともある。偶然だろうが、出した企画と全く同タイトルで、内容も似通った番組が数年後、別の局で放送されたことも。最初からここに出しておけば…と後悔した。例え企画が通り特番をしたとしても、一回で終わったこともある。つまり、それほどレギュラー化は難しいのだ。今は1年がかりで、何度も企画書を書き直し、通そうとしているところだ。ちなみに、企画が通ればギャラは入ってくるが、落ちればゼロ。通らなければ疲労感だけが募るばかり。企画を発注する皆さん、通れば払うじゃなくて、書いたら払ってくれませんか? そうすれば、もっと良い企画書を書けるかも。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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