人権とは、誰もが生まれたときから持っている「自分らしく生きる権利」のこと。一人一人が楽しく、幸せに過ごすために欠くことができないものです。人権を守るには、私たちがお互いの違いを認め、尊重し合う気持ち・言動が大切です。
法務省と全国人権擁護委員連合会は、12月10日の「人権デー」を最終日とする1週間(4日~10日)を「人権週間」と定め、1949(昭和24)年から毎年、関係機関や団体と協力し、全国各地で啓発活動を展開しています。期間中は、法務局や市町村に特設相談所を設け、職員や私たち人権擁護委員が皆さんの悩みや相談に対応。人権侵害が疑われるなど、事案によっては調査を行い、救済措置も執ります。
現代社会で起こっている、いじめや虐待といった子どもの人権問題、インターネット上の人権侵害、障がいのある人や外国人、性的マイノリティーなどに対する偏見や差別など、さまざまな人権問題。生きづらさを感じている人も少なくありません。
人に話したり、アドバイスを受けたりすることで、気持ちが落ち着き、解決に向かうこともあります。一人で悩まず、被害が大きくなる前に、特設相談所へお越しください。私たちが一緒に考え、解決に向けてサポートします。
来所が難しい場合は、電話やインターネット、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の利用を(左記参照)。LINE人権相談では、友達登録すれば1日1回30分を目安に相談できます。他、相談に関する詳細は、和歌山地方法務局人権擁護課073(422)5131まで問い合わせてください。
(和歌山県人権擁護委員連合会・遠藤桂介)
法務省の人権相談窓口 | みんなの人権110番 0570(003)110 こどもの人権110番 0120(007)110 女性の人権ホットライン 0570(070)810 |
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LINE相談 | 073(422)5131 |
インターネット相談 | https://www.jinken.go.jp/ |
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