国連が定める12月10日の「人権デー」。日本では、この日を最終日とする4日~10日を「人権週間」とし、各地で啓発活動や相談会などが実施されます。和歌山県人権啓発活動ネットワーク協議会は、毎年恒例の「人権のつどい」を12月7日(土)に、「きびドーム」(有田川町下津野)で開きます。
オープニングは、吉備福祉太鼓が力強い演奏を披露。県内の中学生約6400人から応募があった「全国中学生人権作文コンテスト」県大会の表彰式や講演会の他、小学生対象の「人権の花運動」写真コンテストや小・中・高校生対象の人権啓発ポスターコンテストの作品展示など、盛りだくさんの内容です(入場無料)。
また、期間中は県内の各自治体で特設相談所が設置されます。悩んでいることがあれば、一人で抱えずに、私たちと一緒に解決法を考えませんか(詳細は下記参照)。
人権とは、誰もが生まれたときから持っている「自分らしく生きる権利」のことです。人の幸せを考えるとき、人権は切り離せません。今の社会は、“いじめや虐待、性被害といったこどもの人権問題”“インターネット上の人権侵害”“障害のある人や性的マイノリティーなどに対する差別・偏見”など、さまざまな人権問題が存在しています。人権週間を通して、一人一人が互いの違いを認め合い、大切にすることを考えるきっかけにしてもらえればうれしいです。
(和歌山県人権擁護委員連合会・田中淑子)
お問い合わせ | 073(422)5131 |
---|
関連キーワード