春ドラマ2018
高視聴率のキーワードは?
装いを新たに続々と始まった春ドラマ。ざっと見ても、相変わらず、推理・刑事ドラマが多い。幅広い視聴者層を取り込み、犯人は誰?と、物語を最後まで見てくれるのが理由。他にも、ドラマ好き30代から60代の女性視聴者をターゲットに、男性主演俳優の平均年齢が高いのも例年通り。また、今期は小説・漫画など原作モノが多い。冬ドラマは9本だったが、春では12本。では、どの作品が話題を呼ぶのか? 本命は、杉咲花主演の「花のち晴れ~花男Next Season~」(TBS・火曜夜10時)だ。松本潤、小栗旬など今をトキメクイケメンが出て社会現象となったドラマ「花男」の10年後を描くという。当時見ていた、主婦層とその娘が釘付けになるに違いない。また、二宮和也主演の「ブラックペアン」(TBS・日曜夜9時)も注目。医療モノだし、重厚なストーリーに男性視聴者もとりこにするだろう。2つのドラマに共通するのは「ドキドキ」。恋する胸の高まりと、医療につきものの不整脈、動悸(どうき)の「ドキドキ」。もちろん僕は、後者にならぬよう気を付けたい。
※次回は4月28日号に掲載
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平 粋も甘いも」などの番組構成を担当中
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