旬や特産を挟んで地域発信 ご当地バーガー
- 2017/3/23
- フロント特集
タイ、シラス、キノコ、シカなど、旬の食材や地元の特産品などを具材に使い、パンに挟んで食べる、ご当地の“バーガー”。成熟市場に新たな旋風を巻き起こし、素材だけではなく、その土地ならではの体験やストーリーも売り、ブランドとしての価値を築いています。消費者を引きつけるバーガーからまだまだ目が離せません。
日本のスローフード
価値を生み出し、地域おこしに一役
いまや日本のスローフードになりつつある〝バーガー”。毎年、日本一を決める「バーガーフェスタ」が行われるなど、各地で多種多様なご当地自慢のバーガーが続々と誕生。バンズや具材の組み合わせによって生まれるアッと驚く斬新なアイデアや完成までのストーリーが、消費者の舌と心をつかんでいます。
和歌山県は、海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫。旬の食材、地域の特産品などを使ったバーガーは数知れず。現地に行かないと食べられないといった付加価値を持つとともに、足を運んでもらい、地域の魅力をアピールする〝地域おこし”にもつながっています。
桜の開花が待ち遠しい季節。漁業が盛んな和歌山市加太では、マダイ漁が最盛期を迎えています。この時期は、産卵期のタイが桜色に変色することから「桜鯛」とも呼ばれており、桜鯛を使ったバーガーも期間限定でお目見え。春の加太の情景も一緒に味わってみませんか。
これら県内8地域のご当地バーガーを2面で紹介します。
肉派、魚派、野菜派、キノコ派…。あなたは何派?たくさんあるからこそ、まだ出合っていないバーガーも。制覇とはいかなくとも、攻める価値ありですよ!
和歌山ならではのバーガーをガブリ!

地元・白浜で取れたイサキの半身を使用。ゴマがたっぷりかかったバンズからはみ出るほど大きなイサキのフライが挟まれています。淡白な白身のイサキと、独自ブレンドのまったりソース、バンズのゴマの香ばしさが、口の中でいつまでも余韻を残してくれます。カフェは3月31日(金)までの営業。この機会にぜひ味わってみてください。
問い合わせ | シーサイドカフェ Pb82(ピービーハチジュウニ) |
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電話 | 0739(43)2235 |
住所 | 白浜町1667-22(フィッシャーマンズワーフ白浜内) |
営業時間 | 午前9時~午後8時(季節によって変動あり) |
定休日 | 火曜 |
ホームページ | http://fw-sh.com/?p=91 |
駐車場 | あり |

「第6回全国ご当地バーガーグランプリ」でグランプリを受賞。古座川町の清流鹿を72%使用したパテはくせや臭みがなく、ふんわり軟らかで美味。香ばしい焼きチーズとオニオンフライを挟み、トマトと鹿肉のラグーソースとサンボウカンとユズのマヨネーズソースで味を際立たせています。バンズは紀州備長炭と16種の穀物入り。
問い合わせ | パン工房カワ 本店 ※各店舗で販売しています |
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電話 | 0737(63)6394 |
住所 | 湯浅町湯浅1935-1 |
営業時間 | 午前9時~午後8時 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | http://bakery.e-kawa.co.jp/ |
駐車場 | あり |

しらす丼ならぬ、しらすバーガー。湯浅湾で取れた鮮度抜群の釜揚げしらすと豆腐を合わせ、フワフワ食感のパテに。こんがりと焼き上げ、大根おろしとポン酢ジュレをのせて、あっさりといただく「ザ・和風バーガー」です。バンズは併設するベーカリーのライ麦パンを使用。食べ応えがあるのにヘルシーなのが魅力です。
問い合わせ | カフェ&ベーカリー オリーブ |
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電話 | 0737(52)8565 |
住所 | 有田川町熊井759-1 |
営業時間 | 午前9時~午後6時半 ※午前11時~午後2時限定 |
定休日 | 月・日曜、祝日 |
ホームページ | http://www.wasaren.org/olive/index.html |
駐車場 | あり |

目の前に広がる紀淡海峡。タイの一本釣りで有名な加太をPRしようと、料理長が考案したバーガー。板場でさばかれた新鮮なタイをぜいたくに使用。バンズには、サクサクのタイフライとレタス、トマト、大葉をサンド。タイの上品な甘み、梅マヨネーズのほのかな酸味、大葉の香りが口の中で広がります。期間限定なので要チェック。
問い合わせ | 休暇村紀州加太 ※期間限定平成29年3月25日(土)~5月31日(水) |
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電話 | 073(459)0321 |
住所 | 和歌山市深山483 |
営業時間 | 午前11時半~午後2時(ラウンジ喫茶) |
定休日 | 無休 |
ホームページ | http://qkamura.or.jp/kada |
駐車場 | あり |

肉屋が作るバーガー。和歌山産のしょう油をブレンドした秘伝のタレで煮込んだ「特製豚の角煮」と同店の看板商品「焼豚」、たっぷりのネギをふっくらモチモチのパンに挟んでいます。軟らかな肉とパンにしみ込んだ肉汁がたまりません。「おどるんや紀州よさこい祭り」ではフィンガーフードとして、踊り子や観客御用達の一品。
問い合わせ | 肉のまる彦本店 |
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電話 | 073(428)3443 |
住所 | 和歌山市七曲り1 |
営業時間 | 午前7時~午後6時 |
定休日 | 日曜、祝日 |
駐車場 | あり※市場共用 |

有田市の名物、タチウオを骨ごとすり身にして揚げた“ほねく”を使った「cafe55」のオリジナルアイデアバーガー。ほねくの角切りが入ったポテトコロッケにキャベツとアボカドを添えてサンド。ソースも和歌山ご当地もので、「山椒(さんしょう)マヨネーズ」「梅みそ」のどちらかを選べます。イートインならスープが付いたセットも(600円)。
問い合わせ | cafe55(カフェ・ゴーゴー) |
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電話 | 0737(88)7009 |
住所 | 有田市宮原町道55 |
営業時間 | 午前11時~午後7時(日曜は5時まで) |
定休日 | 木曜 |
駐車場 | あり |

ジューシーで、まるで鶏肉のような歯ごたえ、龍神村の特産品、肉厚のシイタケ「龍神マッシュ」をまるごと使用。炒めたベーコンと玉ネギ、レタスを合わせています。トマトソースの酸味とサルサソースのピリ辛が、コクとうま味を引き出し、くせになりそう。ドライブ途中、清流・日高川の流れを眺めながら、バーガーが楽しめる穴場的スポットです。
問い合わせ | 道の駅 龍游(りゅうゆう)「つぐみ食堂」 |
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電話 | 0739(77)0380 |
住所 | 田辺市龍神村福井511 |
営業時間 | 午前11時~午後4時 |
定休日 | 年末年始 |
駐車場 | あり |

全国有数の生マグロの水揚げ量を誇る勝浦。具材は、近郊で取れたキハダマグロやメバチマグロをカリッと揚げたマグロカツとシャキシャキのキャベツ。オリジナルブレンドのカレー風味のタルタルソースで後を追うおいしさ。ほんのり甘いバンズは地元のパン屋から仕入れています。注文を受けてから、一つ一つ手作りなのがうれしい。
問い合わせ | 潮岬観光タワーレストラン |
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電話 | 0735(62)0810 |
住所 | 串本町潮岬2706-26 |
営業時間 | 午前8時半~午後4時半(OS3時)※12月~2月は4時 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | http://www.kumakou.co.jp/tower/sub03.html |
駐車場 | あり |