早期教育には“自然遊び” 五感をフル稼働して 集中力を養おう

 子どもは遊びの天才!という言葉を聞いたことはありませんか。「そんなもので?」と思うようなものを使い、大人が想像もできない遊びをしているのを見かけたことがあるでしょう。それこそがまさに“遊びの天才”である理由。遊びの道具はおもちゃだけとは限りません。日常のさまざまなものを使ってアイデアをひねり出し、どんな場所でも遊び場に変えてしまう力を子どもは持っているのです。
その中で、子どもは実にたくさんのことを学んでいます。「こうやったらうまくいくな」「これはこう使うのか」「押してもうまくいかないけれど、そっと触ったらうまくいく」など、集中して取り組み、体と心を動かしています。そんな子どもの工夫が最大限に発揮される場所、それは“自然の中”です。自然の中には、おもちゃは一切ありません。それでも子どもは実にさまざまなものをあっという間に遊びの道具にしてしまいます。草を踏みしめる音を楽しむ、木登りで体の使い方を工夫する。落ち葉って持つとカサカサいうんだな、握ると簡単にパラパラになるんだな。じゃあ緑の葉っぱはどうなるの? 虫って石の下にいるのはどうしてだろう…。
五感をフルに発揮し、子どもは自然の中で学びます。夢中になって遊ぶ中で、集中力がどんどん育っています。将来学習に必要不可欠な集中力と工夫する力は、遊びの中でこそ養われるのです。近所の原っぱや公園で大丈夫です。できるだけ連れ出して、自然の中で遊ばせてあげましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

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