放送局のエレベーターは
十人十色
放送局のエレベーターに乗ったとき、驚いたことがある。袈裟(けさ)姿のお坊さん3人が乗っていたからだ。後から聞けば、番組出演者だったが一瞬、ここは葬儀会場?と思った。放送局のエレベーターには、多種多様な人が出入りしている。高そうなスーツを着た営業マン風の男性がいるかと思えば、短パン、Tシャツ、サンダル姿の男性も。前者は営業や編成の局員で、後者は制作か番組スタッフの出入り業者。他にも、巨大なバッグを2つ3つ抱えている女性(衣装さん)、数台のスマホを巧みに操る人(マネージャー)なんかも放送局ならでは。時には、帽子を深くかぶり、マスク姿の不審者風の人も。これはメーク前のタレントさんのケースが多い。エレベーターで、2人っきりになったといえば、某球団の監督。えらくシュッとした人がいるな、と見れば虎色の某監督だった。シーズンオフにスポーツ番組の出演だったのだろう。見知らずのスタッフなのに「何階ですか?」とボタンを押してくれ、一気に良い人と思った。これで優勝でもしてくれれば、好感度爆上げだ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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