所有している土地を売りたいとき まずは資産の価値を確認してみましょう
- 2015/12/10
- ハウジング
眠らせておくのはもったいない! 不動産活用術①
所有している土地を売りたいとき
まずは資産の価値を確認してみましょう
まずは不動産会社に相談を
せっかくマイホームを購入したのに、結婚や転勤などで、不測の事態が発生。そんなとき、マイホームを売りますか、それとも貸しますか?それぞれにメリットとデメリットはあるけれど、なるべく損はしたくないものです。
「売る」か「貸す」かの決め手はどこにあるのでしょうか。「エリアや立地の特性により、売るのに適している物件、貸すのに適している物件があるので、まずは所有している物件が、どちらに適しているかを知ることが大切」とアドバイスするのは、和歌山県宅地建物取引業協会の広報啓発委員長・末吉亜矢さん。2回にわたり、ポイントを伺います。
第1回のテーマは「売りたいとき」。一般的に建物は築年数が経つほど、資産価値が下がり、高い条件で売ることが難しくなります。使わない建物を持っていても、戸建てならば草刈りなどの管理に掛かる費用の他、固定資産税が必要。つまり、使わない建物や土地を所有し続けることが、デメリットになることもあります。
では、売ることのメリットはどうでしょう。
末吉さんは「仲介手数料や登記費用などの諸費用は掛かりますが、収入として売却代金が入る上、今まで必要だった管理に掛かる費用がいらなくなります(表参照)。売却を決めたら、土地建物の謄本を持って、不動産会社に相談を」と話します。
不動産会社は、査定後、金額を提示。その金額に納得すれば、媒介契約を結びます。媒介契約は、複数業者に仲介を依頼する“一般”、1社に任せて自分でも探す“専属”、1社だけに任す“専属専任”の3種類。「物件は、広告の他、不動産の情報サイトにも登録されるので、個人で売るよりも、不動産会社と媒介契約した方が有利になります」と説明。
気になることがあれば、同協会が毎月開いている「無料相談会」を利用するのもおすすめです。
売った場合の収支
得られる収入
- 売却代金
掛かる支出
- 仲介手数料
- 所得税
- 登記費用
- 所得税(譲与益が出た場合)