小さいスペースで楽しむガーデニング【春編】 苗の高低、色合わせを工夫 イングリッシュガーデンのような庭に
- 2018/3/1
- ハウジング
小物を合わせるとオリジナル度がアップ
ガーデニング初心者でも育てやすい季節の植物を、玄関先など1平方メートルの小スペースで楽しむ方法を紹介する企画。最終回は、春を彩る花壇です。
教えてくれるのは、庭造りと園芸の専門店「ガーデナーズジャパン」(海南市南赤坂)の山中梢さん。テーマは“パステルカラーの庭”です。選んだのは、ラベンダー、ネメシア、ハゴロモジャスミン、ジュリアン、ローダンセマム、イベリス、ルピナス(写真①)。山中さんは「花の高低差、色の組み合わせによって、小さな庭でも自然に咲き誇るような雰囲気に仕上がります」と話します。
見頃を終えた花を抜き、まずは土づくりから。スコップなどで上層と下層の土を入れ替え、培養土を混ぜた土を足します。
背の高いラベンダーを奥側に、背後からもきれいに見えるように背の低いネメシアをラベンダーの後ろに沿わせ、両サイドに色の濃いルピナスを。手前には左右に広がるジュリアンやつるが垂れるハゴロモジャスミンなどを植えて華やかさを出します(写真②)。
山中さんは「ピンクや白など、主になる色を決め、それに合わせて花を選ぶのがポイント。淡い色合いでまとめるときは、アクセントに原色を加えましょう。部屋を飾るような感じで小物を合わせればオリジナルの庭になります」とアドバイスしています(写真③)。
育て方のワンポイント
・水やりは今の時期、2日~3日に1回、暖かくなってきたら毎日あげるようにしましょう
・咲き終わった花の花がら摘みは忘れずに
・植えてから1カ月後に、液体肥料を与えましょう