小さいスペースで楽しむガーデニング【春編】玄関先を華やかに飾りましょう 高さや幅でボリュームを持たせるデザイン
- 2017/4/20
- ハウジング
部分的に植物を植え、季節感アップ
ガーデニング初心者にとっては園芸店で並ぶ数多い植物から何を選ぼうか迷うところ。今年度は、初心者でも育てやすい季節の植物を、玄関先など1平方mの小スペースで楽しむ方法を紹介します。教えてくれるのは、庭づくりと園芸の専門店「ガーデナーズジャパン」(海南市南赤坂)の中野誠介店長です。
初回は、ラベンダー、ペチュニアに加え、シレやエリカなどお好みのカラーリーフ。中野店長は「成長した時の縦横のボリューム、脇役のカラーリーフに何を使うかなどをイメージしながら植えていきます」と話します。
まずは土づくりからスタート。熊手で上層と下層の土を入れ替え、土の中の害虫などを取り除き、培養土(1平方m、約40L)を混ぜます。
次はデザイン。花壇や植え込み専用の間仕切り材を使い、花を植える部分と植えない部分を約半分に分けます。中野店長は「曲線を描くようにスペース分けすると立体感が増します。植える部分は土を足し、植えない部分は防草シートを張って木のチップや砂利を敷きます」と説明。植える際、高く育つラベンダーは奥側に三角形に植え、その手前に横にボリュームが出るペチュニアを。苗はばらばらに植えると印象が薄くなるので、同じ植物ごとにまとめて植えます。周囲はカラーリーフで華やかに。中野店長は「ガーデニングで季節の花を楽しんで」と話しています。
育て方のポイント
【ラベンダー】梅雨時期は花が蒸れるので、土から15㎝の高さで切ります。秋冬にも花が咲きます
【ペチュニア】5月中に2回ピンチ(脇芽の先端を摘み取る作業)を。幅にボリュームが出ます。梅雨時期に半分の高さまで切ることで、夏~秋まで花が楽しめます