実は怖い日焼け 予防を心得て
- 2016/4/28
- コーナー
- ココロとカラダのSOS
暖かくなってきたと思ったら、もう夏の日差し。気になりますよね、紫外線。日焼け予防のポイントについて専門医に聞きました。
Q 日焼けとは。
A 太陽の紫外線で急性の皮膚障害が生じることで赤くなったり、ひどい場合は水膨れができたりと、軽いやけどと同じ状態になります。
Q 予防した方がいい?
A 日焼けは、しわ、しみの原因であると同時に、皮膚がんを引き起こすことが分かっています。できるだけ予防してください。
Q 効果的な予防方法を教えてください。
A 日焼け止めをこまめに塗りましょう。紫外線防止の効果を表すSPFとPAの両方が入っているものがおすすめです。十分な量を2~3時間ごとに塗り直し、強い日差しを浴びて汗をかくときは頻繁に塗り重ねます。その他に、UVカットのリップクリームや衣類を併用したり、帽子、日傘、メガネやサングラスを活用するのも良いでしょう。ビタミンCなどの摂取による日焼け軽減効果は、実はあまり期待できません。うっかりと日焼けしないように、予防が大切です。
Q 日焼けしてしまったらどうすればいいの?
A やけどと同様に流水に当てるか、氷水の入った袋などを当てて冷やします。水膨れができたり、痛みがある場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。まれにですが、一般に普及している薬や一部の病気で、日焼けに過敏に反応する場合があります。他の人より日焼けの症状がひどく感じる人は、一度皮膚科で相談してみてください。
取材協力 | 日本赤十字社和歌山医療センター皮膚科部 |
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※次回は6月4日号掲載