子育て世帯にとっての住宅・住環境は? 住生活総合調査から全国と県を比較
- 2016/8/4
- ハウジング
6歳~11歳で持ち家が70%超に
マイホームを購入し、住み替えをする際、時期を考え、計画的に進めていくことが大切になります。タイミングや目的は人によって違うものの、どういった傾向が見られるのでしょうか。
今年4月、国土交通省が5年ごとに調査する、住宅や居住環境について取りまとめた「平成25年住生活総合調査」の確報(平成25年12月1日実施)が公表されました。今回はその中から、子育て世帯の住まい方に関する全国と和歌山県の調査結果を取り上げます。
「子育て世帯の住宅の所有関係(持ち家・借家)」は、全国、県ともに長子の年齢が5歳以下の世帯では借家が50%超。借家の割り合いは、長子の年齢が上がるにつれて低くなっています。中でも6歳~11歳では、借家が20%~30%代まで減り、持ち家が70%超へと増加(表①)。さらに、親子世帯の住み替えの目的を問う項目では、全国、県ともに「子育て・教育の環境を整える」が最多でした。
これらのことから、住み替えの時期や目的は、子どもの小学校入学がきっかけの一つになっていると考えられます。
また、「住宅及び住居環境に関して子育てのために最も重要と思う項目」は、全国が「住宅の広さ」に対し、県が「家族の集いや交流を促す間取り」と分かれました(表②)。
結果を参考にしながらも、家族でじっくりと検討してみてくださいね。